一般的なODBC関数コールの実行に必要な時間に関する情報は、ttIsqlのtiming
コマンドを使用して表示できます。タイミング機能が有効になっている場合は、多くの組込みttIsqlコマンドによって、実行されるttIsqlコマンドに対応する第一のODBC関数コールの実行経過時間がレポートされます。
たとえば、ttIsqlのconnect
コマンドの実行時には、いくつかのODBC関数コールが実行されますが、connect
に関連付けられている第一のODBC関数コールはSQLDriverConnectです。この関数コールは、次に示すように測定およびレポートされます。
Command> timing 1;
Command> connect "DSN=MY_DSN";
Connection successful: DSN=MY_DSN;DataStore=E:\ds\MY_DSN;DRIVER=E:\WINNT\System32\
TTdv70.dll;
(Default setting AutoCommit=1)
Execution time (SQLDriverConnect) = 1.2626 seconds.
Command>
前述の例では、SQLDriverConnectコールの実行に約1.25秒かかりました。
問合せを測定するtimingコマンドを使用すると、問合せの実行に必要な時間および問合せ結果のフェッチに必要な時間が測定されます。問合せ結果を書式設定し表示する時間の測定を回避するには、問合せを実行する前に冗長性レベルを0(ゼロ)に設定します。
Command> timing 1;
Command> verbosity 0;
Command> SELECT * FROM T1;
Execution time (SQLExecute + FetchLoop) = 0.064210 seconds.
Command>